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2019年にユニークな発言をした人たちとその概要一覧

昨今、政治家やタレントなど有名人や著名人等の「ユニーク」な発言が増えているような気がしてなりません。

そこでこのページでは、2019年に発せられた有名人・著名人等のユニーク発言をまとめて記録していくことにいたします。

なお、このページはあくまでも当サイト管理人が個人的に気になったものだけを個人的な判断で抽出しまとめているものに過ぎませんのでその点をご了承の上、閲覧ください。

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1月

1月3日:平沢勝栄「LGBTばかりになったら国はつぶれる」

山梨県韮崎市で開かれた集会において自民党の平沢勝栄衆議院議員が「LGBTで同性婚で男と男、女と女の結婚。これは批判したら変なことになるからいいんですよ。もちろんいいんですよ。でもこの人たちばっかりになったら国はつぶれちゃうんですよ」と発言。

1月6日:安倍晋三「サンゴは移した」「砂をさらって絶滅危惧種も移した」

1月6日放送の「日曜討論(NHK)」において、安倍晋三首相が沖縄県の辺野古で進められている米軍基地建設の土砂投入に関連して「今、土砂が投入されている映像がございましたが、土砂を投入していくにあたってですね、あそこのサンゴについては、移しております」「また、絶滅危惧種が砂浜に存在していたんですが、これは砂をさらってですね、これもしっかりと別の浜に移していくという環境の負担をなるべく抑える努力をしながら行っているということであります」と発言。

1月13日:松本人志「お得意の身体を使ってなんかするとかさ」

1月13日放送の「ワイドナショー(フジテレビ)」において、女性アイドルが自宅玄関で複数の男性から受けた暴行被害を運営側が隠蔽していた事件に関し「私が運営にたずわっても対処できないだろう」という趣旨のコメントを行った指原莉乃さんに対して、お笑いタレントの松本人志氏が「お得意の身体を使ってなんかするとかさ」と発言。

1月27日:伴信彦「原発事故被災者の放射能嫌いは認知バイアス」

原子力規制委員会の伴信彦委員が1月27日、経済協力開発機構(OECD)原子力機構の職員で放射線防護委員会(ICRP)委員でもあるエドワード・ラゾ氏に宛てて

(中略)「事故から8年間を振り返ると、「認知バイアス」が人々の行動に大きな影響を与えたと感じています。事故直後、素人が状況を正確に把握することはほとんど不可能でした。錯綜した情報に囲まれ、彼らは自分たちの主観に基づいた現実を作り上げましたが、それは、多かれ少なかれ偏っていました。こうした偏った認識や思考は、冷静さを欠いた波及メカニズムによって、さらに増幅した可能性もあります。」(後略)

※出典: 放射能嫌いは「認知バイアス」〜原子力規制委員がメール | OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー

などと記したメールを送信(※参考→ 放射能嫌いは「認知バイアス」〜原子力規制委員がメール | OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー )。

2月

2月3日:麻生太郎「子供を産まない方が問題だ」

福岡県芦屋町で開かれた集会で自民党の麻生太郎副総理兼財務大臣が「いかにも年寄りが悪いという変な野郎がいっぱいいるけど、間違っていますよ。子どもを産まなかったほうが問題なんだから」と発言。

2月12日:桜田義孝「がっかり」「下火にならないか心配」

競泳選手が自身のツイッターで白血病を発症していることを告白した件に関して、自民党の桜田義孝五輪担当大臣が「金メダル候補で、日本が本当に期待している選手なので、がっかりしている。早く治療に専念して頑張ってもらいたい。また、元気な姿を見たい。1人リードする選手がいると、みんなつられて全体が盛り上がるので、その盛り上がりが若干、下火にならないか心配している」と発言。

2月13日:安倍晋三「私が嘘を言うはずがないじゃないですか!」

憲法改正の必要性を語る際に「自衛隊員が息子から泣きながら”お父さん憲法違反なの?”と聞かれた」「自衛隊が違憲だという理由で学校でいじめられた」という趣旨の話を集会等で行っている件に関し、国会で立憲民主党の本多平直衆議院議員から「実話ですか?」と問われた安倍晋三首相が「私が嘘を言うはずがないじゃないですか!」と発言。

2月16日:橋本聖子「五輪の神様は○○の身体を使って…」

競泳選手(以下、当該選手の氏名を「○○」と表示)が自身のツイッターで白血病を発症していることを告白した件に関して、自民党の橋本聖子参議院議員(JOC副会長)が「オリンピックの神様が○○の身体を使ってオリンピック、パラリンピックというものをもっと大きな視点で考えなさいと言ってきたのかなと思いました」「ガバナンス、コンプライアンスで悩んでいる場合ではない。もっと前向きにしっかりやりなさいよという発信を○○を使って私たちに叱咤激励をしてくれているとさえ思いました」などと発言。

2月17日:松本人志「来週からは各局もこの報道は控えてほしいですよね」

2月17日放送の「ワイドナショー(フジテレビ)」において、競泳選手の○○が白血病を発症していることを告白した件に関する自民党議員の不適切発言が相次いでいる話題に関して、お笑いタレントの松本人志氏が「今週1週間はしょうがないけど、(○○選手に治療に専念してもらうために)来週からはこのニュースは各局も控えてほしいですよね」と発言。「○○選手のため」と言いながら「○○選手の病気」を利用して「政治家の不適切発言の問題」に関する報道の自粛を促す。

2月17日:フィフィ「○○議員は児童虐待防止法の改正に反対した」

小学4年生の女児が父親から虐待され死亡した事件に関連して40万アカウント以上のフォロワーを持つ(※2019年2月18日時点)お笑いタレントのフィフィさんが、ツイッターで立憲民主党の某議員を名指しして、2004年に行われた児童虐待防止法の改正に反対したのになぜ児童虐待死の件で現政権を批判するんだという趣旨の以下のようなツイートを行ったものの、当該議員は法改正時に議員の資格がなかっただけでなく法案も全会一致で可決されていたことが判明。膨大な数のリツイートで拡散させた後、立憲民主党から直接事実誤認を指摘された拡散芸人のフィフィさんは翌日の16時ごろに「謝罪の念をこめツイートは削除という対応を取らせて頂きました」とツイートし、当該事実誤認ツイートを削除。

私は問いたい、なぜ平成16年の警察の積極的介入を盛り込んだ児童虐待防止法改正に反対した○○議員が、今回の虐待死の件で現政権を責めることが出来るのか、私はその真意を問いたい。あなたは本当に国民の側に向いているのですか?それ以前に同じ親の立場として問いたい、なぜあの時反対したのですか?

※出典:2019年2月18日21時4分付けフィフィさんのツイッターアカウント https://twitter.com/FIFI_Egyptより引用※ただし議員の名前の部分は本人保護のため○○に変更しています。

2月20日:安倍晋三「いったん下がれ!(いったん戻れ!)」

2月20日の衆議院予算委員会において、2015年9月14日に厚生労働省が「毎月勤労統計の改善に関する検討会」の座長を務める中央大学の阿部正浩教授に対して送信した《委員以外の関係者から「部分入れ替え方式を検討すべきではないか」との意見があった》との趣旨の文章が記載されたメールに関して、立憲民主党の長妻昭議員から「これはどんなメールですか」と質疑を受けた根本匠厚生労働大臣が返答に窮してしどろもどろになっていたところ安倍晋三首相が「いったん下がれ!(または「いったん戻れ!」)」と絶叫(※参考→https://lite-ra.com/2019/02/post-4560.html)。

なお、この件に関しては、統計方法を従来の「総入れ替え方式」から賃金が上昇しているように見せかけることのできる「部分入れ替え方式」に変更させるよう検討会に求めていた「委員以外の関係者」が誰だったのか疑惑が生じていたところ、厚生労働省が2日後の22日、統計情報部長(当時)の姉崎猛氏が首相秘書官(当時)の中江元哉氏と面会していた2015年9月に、厚生労働省の担当者が検討会座長の阿部正浩教授に送信した「検討結果を官邸関係者に説明している」など記載された複数のメールを公開(東京新聞2019年2月23日付け参照→http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2019022201002109.html)。

首相官邸関係者(誰かは不明)が検討会に統計方法を「部分入れ替え方式」に変更するよう圧力をかけていたことが明らかとなった。

2月21日:羽鳥慎一「それじゃダメなんですか?」「嘘は言ってないでしょ?」

2月21日放送の「羽鳥慎一モーニングショー(テレビ朝日)」において、『テレビが「真実を伝える道具」ではなく「不安を解消するための道具」になってしまっている』と現在のメディアの姿勢に苦言を呈した漫才師の村本大輔氏のインタビューに関して、玉川徹氏から感想を聞かれたフリーアナウンサーの羽鳥慎一氏が「それじゃダメなんですか?」「(メディア・テレビは)嘘は言ってないでしょ?」と発言。

2月24日:長谷川豊「人間以下と設定された人たちも、性欲などがあります。当然、乱暴なども働きます」

夏の参院選で日本維新の会から公認を受けて出馬を予定している元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が、2月24日に都内で開催された講演会で、江戸時代における被差別部落民について差別的な呼称を使用したうえで「人間以下と設定された人たちも、性欲などがあります。当然、乱暴なども働きます。」などと発言。

2月25日:稲田朋美「韓国はでたらめ」「韓国だけは除外すべき」

都内で行われた講演において、自民党の稲田朋美総裁特別補佐が、近現代史に関する教科書の記述において国際協調主義の観点からアジア諸国への配慮を求めるため教科書検定基準に定められているいわゆる「近隣諸国条項」について、最近の悪化する日韓関係に触れながら「韓国はでたらめなことを言う。日本は大人の対応をやめ、条項から韓国だけは除外すると宣言すべき」と発言(※参考→「近隣条項」から韓国除外を | ロイター)。

2月26日:菅義偉「あなたに答える必要はない」

記者会見の席上で、東京新聞の記者が、事実に基づかない質問をしないよう官邸が東京新聞に対して申し入れを行っている問題について「他のメディアにも同様の対応を求めたことがあるか」また「今後も同様の申入れするつもりがあるか」と質問したところ、菅官房長官が「会見は記者が質問する場であって意見を述べる場ではない」とあたかも当該記者の質問が質問ではなく個人的な意見であるかのような回答を行ったことから、当該記者が続けて 「会見は国民の知る権利に応えるためにあると思うが…官房長官は会見を何のための場だと思っているのか」 と質問したのに対し、菅官房長官が「あなたに答える必要はない」と発言。

2月26日:岩屋毅「沖縄には沖縄の、国には国の民主主義がある」

記者会見で、辺野古の米軍基地建設の賛否を問う県民投票において得票数が70%を超える反対の民意が示された件に関し、岩屋防衛大臣が「沖縄には沖縄の民主主義があり、しかし国には国の民主主義がある。それぞれに、民意に対して責任を負っている」と発言(※参考→https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/390029)。

2月27日:岩屋毅「反対は一部」

衆議院の予算委員会第1分科会の席上で、 辺野古の米軍基地建設の賛否を問う県民投票において得票数で7割を超える圧倒的な反対の民意が示された件に関し、岩屋防衛大臣が 「一部に反対のご意見があることも承知している」と発言。

2月28日:安倍晋三「私が国家」

衆議院の予算委員会において、統計不正問題に関する立憲民主党の長妻議員の「ギリシャも統計の問題が発端で経済危機が起こった。統計の問題を甘くみないほうがいい。扱いによっては国家の危機になりかねない、そういう認識はあるか」との質問に対し、安倍晋三首相が「いま、長妻議員はですね、国家の危機かどうか(と訊いた)。私が国家ですよ。総理大臣が国家の危機という、重大な発言を求めているわけでありますから、まず説明をするのが当然のことではないでしょうか」と発言(※参考→https://lite-ra.com/2019/02/post-4575_3.html)。

2月某日:防衛省自衛隊滋賀地方協力本部「下着ではなくズボン」

年少女性が臀部と下着を晒すほどのミニスカートを着用しているかのように見えるキャラクターが描写された自衛官募集のポスターについて批判や苦情が相次いでいる件について、ポスターを作成した防衛省自衛隊滋賀地方協力本部が「アニメの既存の図柄を使用している。指摘の着衣は、下着ではなくズボンだという設定で、適切な範囲だと考えている。多くの人から評価を得ている」と釈明(※参考→「下着ではなくズボン」 ちら見え、自衛官募集ポスターに批判 : 京都新聞)。

3月

3月6日:横畠裕介「声を荒げて…」

参議院の予算委員会において、小西洋之議員から「議院内閣制のもと国会議員が国会でおこなう質問は、国会の内閣に対する監督機能の表れである」とした過去の閣議決定があるのに安倍首相が国会における質問に真摯に答弁しない姿勢をどう考えるかという趣旨の質問を受けた横畠裕介内閣法制局長官が「このような場で、声を荒げて発言するようなことまで含むとは考えておりません」と答弁(※参考→https://lite-ra.com/2019/03/post-4590.html)。

3月20日:兵庫県警の刑事「プログラミングとかに詳しかったらどうしようかと思ってた」

兵庫県警の主任刑事が、ネット掲示板に無限アラートのURLを貼り付けた男性を不正指令電磁的記録供用罪(いわゆるウイルス罪)の未遂の疑いで家宅捜索を行ったうえ任意の事情聴取を強要したうえ自白も強要し、当該男性に調書に署名させた後「いや~あなたが素直に認めてくれてこっちも助かったよ! プログラミングとかに詳しかったらどうしようかと思っていたけどね」と発言(※参考→「あなたブラクラ貼ったでしょ?」→39歳男性を書類送検 検挙男性が明かす「兵庫県警“決めつけ”捜査の実態」 – ねとらぼ)。

3月26日:名古屋地裁岡崎支部の裁判官「抵抗不能な状態だったと認定することはできない」

実の娘に中学2年生のころから性的虐待を続けてきた男性が準強制性交罪に問われた事件の刑事裁判において、名古屋地裁岡崎支部の裁判官が「被害者が抵抗不能な状態だったと認定することはできない」として無罪判決を言い渡してしまう(参考→娘と準強制性交、父親無罪 「抵抗不能」認定できず | 共同通信(2019年4月4日付))。

4月

4月1日:塚田一郎「私、すごく物わかりがいいんです」「私は忖度します」

1日に北九州市でおこなわれた集会において、国土交通副大臣の塚田一郎参議院議員(自民党)が、2008年の自民党・福田政権時に中止されていた「下関北九州道路」建設のための調査を安倍政権誕生後の2017年度から突如として再開し国の直轄事業として4,000万円の調査費用を計上した経緯について、自民党参議院幹事長の吉田博美参議院議員から「これは総理の地元と副総理の地元の事業なんだよ」(※注:安倍首相の地元は下関市、麻生財務相の地元は北九州市)、「俺が何で来たかわかるか」などと圧力を受けた事実があったことを証言したうえ、「私、すごく物わかりがいいんです」「私は忖度します」などと発言。

吉田幹事長の圧力を忖度した結果「下関北九州道路」の調査再開と調査費用の予算計上を行ったことを認めたが、批判を受けたため3日の国会で「我を忘れて誤った発言をした」と謝罪して発言を撤回し(※参考→塚田国交副大臣「忖度」発言が嘘なわけがない! 安倍首相、麻生財務相の下関北九州道路“利益誘導”にこれだけの疑惑|LITERA/リテラ)、5日に副大臣の辞意を表明。

4月9日:吉村洋文「憲法改正をダイナマイトみたいにボカーンとやりたい」

衆議院大阪12区の補欠選挙に日本維新の会から立候補した藤田文武氏が4月9日に京阪寝屋川市駅前のロータリーで行った街頭演説において、弁士として応援に駆け付けた吉村洋文大阪府知事(大阪維新の会代表代行)が「自民党、公明党、維新で3分の2あるのに、憲法改正を一生懸命やらないのが自民党。情けないですよ」「だから僕たちはね、まあ、数は少ないけど、国にとって必要なことはやりましょうっていうのをドカーンって言っていってね、ほいでもう、なんかもうダイナマイトみたいにボカーンとやりたいんですよ国会でも。そのためにね、ちょっと皆さん、力貸してくださいよ」「あの、ほんとに、日本を前に進めていくためにも、今の自公だけじゃだめ、特にね、公明党、公明党と組んでいる限りは、なかなか、国のあり方は決めれないですよ。」などと演説(※参考→維新は改憲ダイナマイト!? 日本維新の会・藤田文武衆議院議員が補選告示後第一声で「改憲は悲願」と訴え! 応援の吉村洋文・大阪府知事は改憲について「ダイナマイトみたいにボカンと国会でやりたい」と公言!! | IWJ Independent Web Journal)。

4月19日:萩生田光一「ワイルドな憲法審査を…」

18日に放送されたインターネット番組において、自民党の萩生田幹事長代行が「ワイルドな憲法審査を自民党は進めていかなければならない」などと発言。(※参考→https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=20190420-00000003-jnn-pol)

5月

5月3日:安倍晋三「自衛隊明記の憲法改正は国民の審判を仰いだ」

平成29年の衆院選では党作成の公約パンフレットの隅に「憲法改正」「自衛隊明記」とわずかに記入していただけに過ぎず、自衛隊明記の憲法改正を争点として選挙戦を展開していなかったにもかかわらず、3日に掲載された産経新聞のインタビューで安倍首相が、「平成29年の衆院選で自民党は自衛隊明記を真正面から公約に掲げ、国民の審判を仰ぎました。昨年の党総裁選でも私はこれを掲げて勝った。つまり党内の論争は終わったということです。」と発言。(※参考→『憲法記念日 安倍首相単独インタビュー詳報 「相互不信の殻を打ち破るためには、金委員長と直接向き合う以外はない」(産経新聞) – Yahoo!ニュース』『安倍首相が令和ブームで改憲に強気! 日本会議集会で「2020年新憲法施行」を宣言、「国民の審判を仰いだ」と大嘘まで|LITERA/リテラ』『https://twitter.com/ourakon/status/1124196881129623552

5月11日:丸山穂高「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」

日本維新の会に所属する丸山穂高衆議院議員が5月11日、ビザなし交流団に同行して北方領土を訪れた際、元島民の訪問団団長に対して「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」「戦争しないとどうしようもなくないですか」などと質問していたことが後の取材で判明。

5月18日:谷川弥一「(佐賀は)韓国か北朝鮮のようだ」

九州新幹線長崎ルートの建設に反対している佐賀県の対応に関して、同工事を視察していた自民党の谷川弥一衆院議員が、「難しい問題は佐賀の説得。佐賀の知事には『台湾のような付き合いをしてほしい。韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ』と言った」と発言(※参考→https://mainichi.jp/articles/20190519/k00/00m/010/105000c)。

5月20日:黒田成彦「寸暇を惜しんでパ〇クと戦う。」(※註:〇の部分は「ヨ」)

平戸市長の黒田成彦氏が5月20日、ツイッターに「寸暇を惜しんでパヨクと戦う。これが私の政治家としてのもう一つの公務!」などと投稿。

5月26日:松本人志「(大麻を)合法化せーよって言う人は必ず大麻をやっている」

5月26日にフジテレビで放送された「ワイドナショー」において、人気アイドルと女優が相次いで大麻の所持で逮捕された件に関し、お笑いタレントの松本人志氏が

  • 松本氏「いっつもね、これ大麻んときって海外じゃ合法なとこもあるっていう話に…」
  • 東野氏「一方でそういう話もあります」
  • 松本氏「いつもなるよね、ねーなるんですよ、で日本も合法化にせーよみたいなことを言う人もいるんですよ、いるんですけどそういう人って必ず大麻やってる人なんですよ」
  • 東野氏「そうですね」
  • 松本氏「だから説得力がないんですよ自己弁護のために言ってるだけなんで、ただ大麻やってない人が合法にしてもいいんじゃないっていう意見が出そうになるとこういう人たちが出るからやっぱりそういう議論がどんどん遠のいていくということですよね」

と発言。

5月26日:三瓶宏志「あー、一般のお客さんと握手を交わしています」

26日に両国国技館で開催された大相撲夏場所千秋楽における表彰式のテレビ中継において、退席するトランプ大統領が安倍首相に促されて観客席の櫻井よしこ氏、門田隆将氏、金美齢氏らと握手を交わしている状況が画面に映し出された際、NHKの三瓶宏志アナウンサーが「あー、一般のお客さんと握手を交わしています」と実況。

5月29日:菅義偉「その質問だったら指しません」

5月29日の記者会見において、首相官邸の上村報道室長による記者会見時の質問妨害問題(特定の記者の質問が25秒以上経ったら上村報道室長が質問を遮るとされる問題)について質問した新聞記者に対して「ここはそうしたことを質問するものではなくて、(内閣の)記者会主催でありますから記者会に申し入れてください」「記者会見の場は違いますから、それはもう記者会に、記者会が主催している会でありますので、そこはそこで対応してください」「記者会で問題点があったら記者会の方に問題点を指摘してください。ここは記者会見の場でありますので…」「その発言だったら指しません」などと発言。

5月29日:桜田義孝「子どもを3人ぐらい生んでもらいたい」

29日に千葉市内で開かれた自民党参院議員の会合において、自民党の桜田義孝衆議院議員(前五輪相)が「子供を3人くらい産むようお願いしてもらいたい」などと発言。

6月

6月2日:松本人志「(凶悪犯罪を起こすような)人間は不良品」「不良品は何万個に一個必ず生まれる」

6月2日放送分のフジテレビ「ワイドナショー」においてタレントの松本人志氏が

  • 松本氏「僕は人間が生まれてくるなかで、どうしても不良品ていうのは何万個に一個絶対これはもうしょうがないと思うんですね。
  • 東野氏「だから先天的っていう、犯罪者になるっていう…」
  • 松本氏「何十万個、何百万個に一つぐらいに減らすことはできるのかなっていうみんなの努力で、まあ正直僕はまあ、こういう人たちは絶対いますから、絶対数。もうその人たち同士でやりあってほしいですけどね」

と発言。

6月4日:小林よしのり「弱者が弱者のままでいいという社会は、実際にはない」

漫画家の小林よしのり氏が4日に自身のブログにおいて、川崎市の児童殺傷事件や元官僚が自身の息子を殺害した事件などに触れたうえで、「弱者が弱者のままでいいという社会は、実際にはない」と発言。

子供に働く「現場」を持たせられなかったのは、親の罪である。子育てに失敗している。人間を含む生物界は、弱肉強食が基本で、弱者が生き残れないのは自然だろう。人間ゆえに、強者が弱者を守らねばならないと、わしは思っているが、弱者が弱者のままでいいという社会は、実際にはない。

※出典:https://yoshinori-kobayashi.com/18211/より引用

なお、日本国憲法第13条は幸福追求権として「弱者が弱者のまま」であっても幸福になれることをすべての国民に基本的人権として保障している。

【日本国憲法第13条】

すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

6月5日:根本匠「ハイヒールは社会通念に照らして業務上必要」

5日に衆議院で開かれた厚生労働委員会において、立件民主党の尾辻かな子議員からなされたハイヒールやパンプスの着用を義務付けている会社があることに関する質疑に対し、根本匠厚生労働大臣が

  • 「女性にハイヒールやパンプスの着用を義務付ける。これは社会通念に照らして業務上必要かつ相当な範囲かと、まあ、この辺なんだろうと思います。それぞれの業務の適正がありますから。」
  • 「ハイヒールやパンプスの着用を強制する、指示する。これはいろんなケースがあると思いますが、社会通念に照らして業務上必要かどうかということ、要はこれは社会慣習に関わるものではないかなと思います。」

などと発言(※参考→http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=VL&deli_id=49145&media_type=※1:52:00あたりから)。

6月6日:宇都隆史「怒りに身が震えてます」

岩屋防衛大臣が6月1日、韓国海軍の駆逐艦が自衛隊機に火器管制レーダーを照射した問題に関連して韓国の鄭景斗国防相とシンガポールで非公式に会談したことに関し、自民党の宇都隆史参議院議員が「バカじゃないかと…」「不適切な言葉もいろいろとあったかもしれませんけれども、私はもう怒りに身が震えてます」などと批判する動画を公開(※参考→https://youtu.be/Tx-2GdwEVY4?t=846※「怒りに身が震えて…」発言は14:10あたりから)。

6月9日:為末大「いろいろあるけど日本ていい国だと思いませんか?」

金融庁の、いわゆる「年金に頼るな、自分で2000万円貯めておけ」報告書について肯定的に論じた某個人ブログの記事を元陸上選手の為末大氏が「わかりやすい」と添えてシェアしたツイートについて行った当サイト管理人(大浦崑)の批判的なリツイートに対して、為末氏が「他の国に行かれたことありますか?住んだこととか?」「いろいろあるけど日本ていい国だと思いませんか?」「どの国の年金制度がいいと思いますか?」などと連続してツイート。

なお、私(大浦崑)の質問に対する為末氏からの回答はない。

6月11日:講談社「政治的な背景や意図はまったくございません」

女性向けファッション誌「ViVi」の公式Twitterが10日、この夏に参議院選挙を控えた自民党とコラボレーションしたキャンペーン企画を発表したことがネット上で「権力迎合」等の批判を受けている件に関して、「ViVi」の出版元である講談社が「政治的な背景や意図はまったくございません」とコメント(※参考→「ViVi」が自民党とコラボした理由は? 講談社が説明「政治的な背景や意図はまったくない」 | ハフポスト「ViVi」が自民党の広告キャンペーン?「政治的意図はない」|BuzzFeed News)。

【「ViVi」のツイート】

【講談社のコメント】

このたびの自民党との広告企画につきましては、ViViの読者世代のような若い女性が現代の社会的な関心事について自由な意見を表明する場を提供したいと考えました。政治的な背景や意図はまったくございません。

読者の皆様から寄せられておりますご意見は、今後の編集活動に生かしてまいりたいと思います。

※出典:https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/vivi-jimin

6月12日:森山裕「報告書はもうなくなった」

金融庁が作成した、いわゆる「年金に頼るな、自分で2000万円貯めておけ」報告書に関連して野党側が予算委員会の集中審議を求めている件に関し、自民党の森山裕国会対策委員長が「この報告書はもうなくなっている(政府が受け取りを拒否した)ので、予算委員会にはなじまない」と記者団に回答し、野党の要求に応じない考えを示した(※参考→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190612/amp/k10011949621000.html?__twitter_impression=true)。

6月18日:堀江貴文「(年金デモに参加する人は)税金泥棒」

金融庁のいわゆる「年金に頼るな、自分で2000万円貯めておけ」報告書に関連する政府の対応等に抗議するいわゆる「年金デモ」が16日に東京都心で実施された件に関して、実業家の堀江貴文氏がツイッターに「そんな時間あったら働いて納税しろや」「税金泥棒め」などと投稿。

6月24日:講談社広報室「一連の批判などを受けた削除ではない」

講談社が発行する女性向けファッション誌「ViVi」の自民党とのコラボキャンペーン企画に関連する「ViVi」公式サイトのページや公式ツイッターアカウントの関連ツイートが相次いで削除されていた件に関してメディアから取材を受けた講談社の広報室が「掲載期間が切れたためで、一連の批判などを受けた削除ではない」とコメント(※参考→自民党と講談社「ViVi」のコラボ広告が削除される「批判を受けたものではない」|BuzzFeed News)。

6月24日:三原じゅん子「民主党政権は悪夢」「安倍総理に感謝しろ」「問責決議案は愚か者の所業」「恥を知りなさい」

安倍首相に関する問責決議案の採決が行われた6月24日の参議院本会議において、自民党の三原じゅん子参議院議員が「政権交代から6年余り、民主党政権の負の遺産の尻拭いをしてきた安倍総理に感謝こそすれ問責決議案を提出するなど全くの常識外れ、愚か者の所業とのそしりは免れません。野党の皆さん、もう一度改めて申し上げます。恥を知りなさい。」などと演説(※参考→参議院インターネット審議中継 2019年6月24日00:24:30あたりから)。

6月24日:岡本昭彦「記者会見したら全員クビにする」「俺にはお前ら全員クビにする力がある」

吉本興業などに所属するタレントらが反社会勢力の主催するパーティーに出席しギャラを受け取っていたことが批判を受けている問題に関して、当該パーティーに出席したタレントの宮迫博之氏と田村亮氏が7月20日に会見を行い、謝罪会見が遅れたことについて、自分たちは謝罪会見をしたいと伝えていたが、所属する吉本興業から「静観でいきましょう」などと事実上口止めされていたことを明らかにしたうえで、6月24日に吉本興業側と協議した際、同社の岡本昭彦社長から「お前らテープ回してないやろな」「亮、ええよ、お前辞めて一人で会見したらええわ、やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな」「それでもええんやったら記者会見やれ」「俺にはお前ら全員クビにする力があるんだ」と言われて全員何も言えなくなった、とその経緯を明らかにした。

6月28日:外務省職員「退席願います。サンキュー!」

アメリカの通信社ブルームバーグが6月24日、トランプ大統領が日米安保条約を破棄する可能性についての考えを側近に漏らしていたことが判明したと報道し(※参考→トランプ大統領、日米安保破棄の考え側近に漏らしていた-関係者 – Bloomberg(6月25日付))、またトランプ大統領がアメリカのテレビ局FOXにおける26日のインタビューにおいて「日本が攻撃されれば、米国は第3次世界大戦を戦う。我々は命と財産をかけて戦い、彼らを守る」「でも、我々が攻撃されても、日本は我々を助ける必要はない。彼らができるのは攻撃をソニーのテレビで見ることだ」などと主張し日米安保条約への不満を表明した(※参考→「日本はテレビで見るだけ」トランプ氏、日米安保に不満:朝日新聞デジタル(6月27日付))ことが明らかになったことについて、冒頭部分が記者団に公開される形で6月28日午前に開かれた安倍首相とトランプ大統領の首脳会談の席上において、記者団がトランプ大統領にその真意を確認しようと質問した際、トランプ大統領が回答しようとしたところで外務省の職員が「退席願います。サンキュー!」と発言し、手を振って記者団に退室を促す安倍首相と結託して記者の取材を妨害し報道統制を執行してしまう(※参考→「安保への不満」 安倍首相、トランプ氏に“真意”たださず 日本政府の本音は? – 毎日新聞トランプが「安倍に“日米安保条約見直し”を伝えた」「安倍は理解を示した」と衝撃発言! 事実隠蔽の裏で安倍政権は…|LITERA/リテラ)。

6月29日:二階俊博「選挙を一緒にやってくれたら予算をつけるのは当たり前」

6月29日、徳島市内で開催された土地改良事業関係者も参加する自民党参議院議員の激励会の席上において、自民党の二階俊博幹事長が、「我々の方針と一緒にやってくれないところは予算は休ませてもらう」「選挙を一生懸命やってくれるところに予算をつけるのは当たり前。やりましたよと胸張って言えるようにすれば、要求に満額お応えする」などと発言(※参考→二階幹事長「選挙やってくれたら予算つけるのは当たり前」 – 毎日新聞(6月29日付)

6月30日:安倍晋三「(選択的夫婦別姓は)経済成長とは関わりがない」

6月30日に”ニコニコ動画”で行われた党首討論の席上において、立憲民主党の枝野代表から選択的夫婦別姓制度の必要性について見解を問われた安倍首相が「いわば夫婦別姓の問題ではなくて、しっかりと経済を成長させ、みんなが活躍できる社会を作っていくことではないか」と述べたうえ、司会者から「今のご返答は『選択的夫婦別姓はいらない』というご返答でよろしいでしょうか」問われると「いわば経済成長とは関わりがないというふうに考えています」などと回答(※参考→安倍首相 夫婦別姓への見解に批判殺到「もはや支離滅裂」 | 女性自身)。

6月~7月の某日:吉本興業「テレビ局は吉本の株主だから大丈夫」

吉本興業などに所属するタレントらが反社会勢力の主催するパーティーに出席しギャラを受け取っていたことが批判を受けている問題に関して、当該パーティーに出席したタレントの宮迫博之氏と田村亮氏が7月20日に会見を行い、6月以降、「謝罪会見をやりたい」「インターネットとかで誰でも観れるような形で記者会見をやらせてほしい」旨の意思を吉本興業側に伝えていたところ、吉本興業から「記者会見の日程は吉本側できめる」「そんな事こっち側で決めるから」「在京5社、在阪5社のテレビ局は吉本の株主だから大丈夫やから」などと言われていたことを明らかにした。

7月

7月1日:河村たかし「エレベーターを作るのは冷たい考え方」

6月28日の夜に開かれたG20の夕食会の席上で、安倍首相が大阪城の天守閣にエレベーターが設置されていることを「大きなミス」と発言したことで炎上している件に関し、河村たかし名古屋市長が7月1日、報道関係者からの取材に対し「文化や伝統を大事にしようという趣旨でしょう」「本物を皆に見て触れてもらうのが本当のバリアフリー。エレベーターを作るのは冷たい考え方だ」と発言(※参考→河村市長「気持ちはようわかる」首相エレベーター“失言”に同情 – 毎日新聞(7月1日付))。

7月2日:安倍晋三「(自身の)発言は遺憾だった」

安倍首相が6月28日の夜に開かれたG20の夕食会の席上で大阪城の天守閣にエレベーターが設置されていることを「大きなミス」と発言したことで炎上している件に関し、安倍首相が7月2日、自民党の萩生田光一幹事長代行に対して「障害者やお年寄りに不自由があってもしょうがないと聞こえるかのような発言はちょっと遺憾だった」と述べていたことが判明(※参考→https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190702-00000052-jij-pol、→https://this.kiji.is/518648151276864609?c=39550187727945729)。

7月2日:安倍晋三「(イエスかノーかは)印象操作」

7月2日に行われた党首討論会の席上において、記者団からの質問に各党の党首が挙手で回答する方式で以下のような質問がなされた際、各党の党首が「挙手する」または「挙手しない」の動作でその意思を表示したところ

  • 「女系天皇を認めてもよいと思う方」……志位(共産)と吉川(社民)のみ挙手
  • 「原発の新増設は認めないという方は挙手してください」……安倍(自民)以外全員挙手
  • 「選択的夫婦別姓を認めるという方は挙手してください」……安倍(自民)以外全員挙手
  • 「LGBTの法的な権利を与えるというのを認めるという方は」……安倍(自民)と山口(公明)以外全員挙手

安倍首相が、「あまりにもね、ちょっとね、単純化してショーみたいにするの、やめたほうがいいですよ」「政策的なね、政策的な議論をちゃんとしないとですね、イエスかノーかということでは政治はないですから。どういう議論をしているんだ、いまの段階で答えられなくても直ちにノーではないんですから、それはね、あんまり印象操作するのはやめたほうがいいと思いますよ。何か意図を感じるんだけど。何かそういう意図を感じるな」などと発言(参考→安倍首相が党首討論で夫婦別姓とLGBTの権利保護に「NO」…しかも自分でNO表明したのに「印象操作だ」と逆ギレ!|LITERA/リテラ)。

7月4日~20日までの期間:安倍晋三「民主党の枝野さん…」

21日に行われる参議院議員選挙に立候補した自民党候補者を応援するため全国を回っている安倍首相(自民党総裁)が「民主党の枝野さん…」と故意に党名を間違えた上で「毎回、党が変わるから覚えられない」などと、各地の応援演説で繰り返し発言(※参考→首相「民主党の枝野さん」間違い連発 演説の定番に? – 2019参議院選挙(参院選):朝日新聞デジタル)。

7月12日:三ツ矢憲生「功績は子どもをつくったこと」

12日に三重県伊勢市で行われた参議院議員選挙に立候補する女性候補者の応援演説において、自民党の三ツ矢憲生衆議院議員が当該女性候補者について「この6年間で何をしてきたのか。一番大きな功績は、子どもをつくったこと」などと発言(※参考→自民の女性候補の応援で「功績は子どもをつくったこと」 – 2019参議院選挙(参院選):朝日新聞デジタル

7月14日:武部勤「日本は天皇の国」

自民党に所属している元衆議院議員の武部勤氏が14日、北海道の北見市で行われた参院選選挙に出馬する自民党候補者の応援集会において、「天皇、皇后両陛下が、国民の心からの歓迎を受けて令和新時代が始まった。天皇の国と言っても過言ではない日本の歴史の中で、国民に根付いている」などと述べたうえ、天皇臨席の国会開会式に欠席したことのある共産党を批判する趣旨で「日本の魂を否定する」などと発言(※参考→武部勤氏「日本は天皇の国」 北海道自民候補応援で共産批判 | 共同通信)。

7月16日:北海道警察警備部「警察官が声かけした」

15日に札幌市内で行われた安倍首相の参議院議員選挙に関する応援演説の最中、「安倍やめろ!」とヤジを飛ばした市民が数人の警察官に取り囲まれ取り押さえられ、無理やり演説現場から排除され連れ去られた件がネット上に投稿され「刑法の特別公務員職権乱用罪にあたる可能性もある」と炎上している件に関し、報道機関の取材に応じた北海道警警備部が「トラブル防止と、公職選挙法の『選挙の自由妨害』違反になるおそれがある事案について、警察官が声かけした」などと釈明(※参考→ヤジの市民を道警が排除 安倍首相の街頭演説中 – 2019参議院選挙(参院選):朝日新聞デジタル「判例上、演説妨害といえるのは、その場で暴れて注目を集めたり、街宣車で大音響を立てたりする行為で、雑踏のなかの誰かが肉声でヤジを飛ばす行為は含まれない(松宮孝明・立命館大法科大学院教授の談)」)。

※関連する最高裁の判例としては→「市長選挙罰則違反:最高裁昭和23年12月24日|裁判所判例検索」参照。

7月16日:安倍晋三「お父さん、恋人も誘って…」

16日に新潟県内で行われた参議院議員選挙に関する応援演説において、安倍首相が期日前投票を薦める趣旨で「お父さんどうか、恋人も誘って…」などと発言(※参考→安倍首相「お父さん、恋人も誘って」 期日前促す演説で – 2019参議院選挙(参院選):朝日新聞デジタル)。

7月17日:北海道警察「通常の警察活動」

15日に札幌市内で行われた安倍首相の参議院議員選挙に関する応援演説の最中、「安倍やめろ!」「帰れ!」「増税反対!」などととヤジを飛ばした男女2名の市民が数人の警察官に取り囲まれ取り押さえられ、無理やり演説現場から排除され連れ去られた件が法的根拠に基づかない逮捕にあたると大きな批判を受けていることに関し、北海道警察が17日、「聴衆同士のトラブルを防ぐための通常の警察活動だった」と釈明(※参考→「選挙妨害か確認中」と道警見解変える ヤジの市民排除 – 2019参議院選挙(参院選):朝日新聞デジタル)。

7月18日:門川大作「火事は3分、10分が大事」

18日夜に京都市内で行われた参議院選挙の応援演説において、京都市の門川大作市長が、同日午前に60人以上の死傷者を出した京都アニメーション第1スタジオの火災事件に触れたうえで「火事は3分、10分が大事。選挙は最後の1日、2日で逆転できる」などと発言(※参考→京アニ火災「火事は10分が大事、選挙は最後で逆転」と京都市長 : 京都新聞)。

7月25日:玉木雄一郎「私は生まれ変わった」

動画投稿サイトYouTubeの「文化人放送局」チャンネルが25日に公開した「【緊急特番】吠えろ!玉木雄一郎!!+感想編」なる動画において、国民民主党党首の玉木雄一郎代表が、21日の参議院選挙で自民公明維新のいわゆる改憲勢力の議席数が憲法改正案の発議に必要な3分の2の議席を割り込んだことから安倍首相が国民民主党に協力を要請する呼びかけを行っていることを踏まえたうえで、「私は生まれ変わった。われわれとしても憲法改正議論を進めていくし、首相にもぶつける」「組織として一つの考えをまとめ、最終的には党首と党首として話をしたい」などと発言(※参考→玉木国民民主代表「安倍首相と会談を」=改憲論議に前向き(2019年7月25日付け)|時事ドットコム、国民民主党・玉木代表が民意を裏切って改憲協力へ! 選挙前から流れていた安倍首相との密約情報はやっぱり事実だった|LITERA/リテラ)。

7月26日:萩生田光一「憲法改正に動かない衆議院議長は変えるべき」

26日夜に放送されたインターネット放送局「言論テレビ」の「櫻LIVE」において、自民党の萩生田光一幹事長代行が、憲法改正の議論に慎重な姿勢の衆院議長、大島理森氏について「立派な方だが、どちらかというと調整型だ」と述べたうえで「いまのメンバーでなかなか動かないとすれば、有力な方を議長に置いて、憲法改正シフトを国会がおこなっていくことは極めて大事だ」と発言(※参考→安倍首相の“ワイルド改憲”がいよいよ本格化! 安倍側近・萩生田光一が「改憲のため衆院議長交代」と民主主義無視の暴論ぶち上げ|LITERA/リテラ)。

7月28日:張本勲「ダメになった選手はいくらでもいる」「怪我を怖がるんならスポーツやめたほうがいい」

25日に行われた高校野球岩手県大会決勝戦で大船渡高校野球部の国保監督が怪我の恐れがあった佐々木投手を登板させなかったことに関して、28日にTBSテレビで放送された「サンデーモーニング」に出演した野球評論家の張本勲氏が「最近のスポーツ界で一番残念だった」「ダメになった選手はいくらでもいるんだから。監督と佐々木君のチームじゃないから。ナインはどうしますの、一緒に戦っているナインは。」「これは、私は先発外したのは間違いだと思います。ケガを怖がるんならスポーツやめた方がいい。みんなスポーツ選手は宿命なんですから」などと発言(※参考→張本勲氏、大船渡・佐々木の“登板回避”に「最近のスポーツ界で一番残念だった」― スポニチ Sponichi Annex 野球)。

7月30日:松井一郎「(重度障害を持つ議員の介護サービス負担は)公的資金優遇」

障害者総合支援法に基づいて重度訪問介護の公費による介護サービスを受けているれいわ新撰組の2名の議員が21日の参議院選挙で当選したものの、厚生労働省が議員活動を「経済活動」と見なして公費負担の対象にしていないことから当該2名の議員が公費による介護サービスが受けられなくなってしまう問題について、参院議院運営委員会が30日、理事会で当該2名の議員の公費による介護サービスを当面は公務中も参院の負担で行うことを決めたこと(※参考→介護費、参院が当面負担=れいわ2氏の議員活動|時事ドットコム)に関連して、日本維新の会の党首を務める松井一郎大阪市長がツイッターに「税金支出ならば、国会議員という職業の障がい者だけが、その他の就労中の障がい者の皆さんと比べて、公的支援優遇となります」などと投稿。

7月31日:小野田紀美「(重度障害を持つ議員の介護サービス負担は)議員特権」

障害者総合支援法に基づいて重度訪問介護の公費による介護サービスを受けているれいわ新撰組の2名の議員が21日の参議院選挙で当選したものの、厚生労働省が議員活動を「経済活動」と見なして公費負担の対象にしていないことから当該2名の議員が公費による介護サービスが受けられなくなってしまう問題について、参院議院運営委員会が30日、理事会で当該2名の議員の公費による介護サービスを当面は公務中も参院の負担で行うことを決めたこと(※参考→介護費、参院が当面負担=れいわ2氏の議員活動|時事ドットコム)に関連して、自民党の小野田紀美参議院議員がツイッターに「え!?バリアフリー化対応は分かるけども、これは議員特権になりませんか…?当面って何…」などと投稿。

7月31日:吉本興業「死亡しても責任は負わない」

吉本興業が9月9日から11日にかけて静岡県掛川市で主催する「NSCお笑い夏合宿」に参加するお笑い芸人養成所「NSC]に所属する研修生に対して、「合宿中の負傷、これに基づいた後遺症、あるいは死亡した場合、その原因を問わず吉本興業に対する責任の一切は免除されるものとする」「(吉本興業に対する)賠償請求、訴訟の提起などの支払い請求は行えないものとする」などと記載された誓約書に署名するよう求めていたことが判明(※参考→吉本「死亡しても一切責任負いません」 研修生に誓約書 [インサイド吉本問題]:朝日新聞デジタル)。

8月

8月2日:八代英輝「反日三羽烏みたいなもの」

2日にTBSテレビで放送された「ひるおび!」において、日本政府が安全保障上の友好国と認めた国に対して輸出手続を簡略化する優遇措置を取っている「ホワイト国」から韓国を除外する方針であることにアメリカ政府が介入するとの報道が一部のメディアでなされた件に関して、コメンテーターとして出演している弁護士の八代英輝氏が「アメリカが介入しているっていう情報がロイター(通信)からなんか、噓くさい感じで一方が流れたじゃないですか、急にですよ、しかも原文見ると、あの、元の高官は匿名を条件に情報を提供したって書かれてるんです。まあ、一番信用のできない出し方ですよね。で、それ伝えてるのがハンギョレ新聞と中央日報と朝日新聞なんですよ。反日三羽烏みたいなもんじゃないですか、まあ、これは語弊があるかもしれませんけれども、語弊があったら申し訳ございません。」などと発言。

8月2日:河村たかし「展示を即刻中止していただきたい」

8月1日に愛知県美術館(愛知芸術文化センター)で開幕された「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」において、慰安婦問題を象徴する「平和の少女像」が展示されている件に関して、名古屋市長の河村たかし氏が「名古屋市や愛知県や国の税金も入ってますから、あたかも国全体がこれを認めたというふうに見える。展示を即刻中止していただきたい」と述べたうえ、少女像の撤去と「表現の不自由展・その後」の中止を県に申入れする意向を表明(※参考→『平和の少女像』展示──河村名古屋市長が「即刻中止」要請、津田監督は「自制的振る舞いを期待」 | 週刊金曜日オンライン)。

8月2日:菅義直「補助金交付の決定にあたっては適切に対応したい」

8月1日に愛知県美術館(愛知芸術文化センター)で開幕された「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」において「平和の少女像」などが展示されていることに関し、菅義偉官房長官が2日の記者会見において、「補助金交付の決定にあたっては、事実関係を確認、精査して適切に対応したい」などと発言(※参考→表現の不自由展に批判、菅官房長官「事実確認して対応」 [表現の不自由展・その後]:朝日新聞デジタル)。

8月3日:河村たかし「やめれば済む問題ではない」

8月1日に愛知県美術館(愛知芸術文化センター)で開幕された「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」において展示されていた「平和の少女像」などの作品がテロ予告や脅迫ともとれる抗議の電話を受けたことから、「あいちトリエンナーレ2019」実行委員会会長の大村秀章知事と津田大介芸術監督が「表現の不自由展・その後」を3日で展示中止にすると発表したことに対して、実行委員会会長代行も務める河村たかし名古屋市長が記者団に対し「やめれば済む問題ではない」と述べたうえで展示を決めた関係者に謝罪を求めるコメントを発表(※参考→https://this.kiji.is/530378433990181985?c=39550187727945729)。

8月3日:野口健「(”平和の少女像”を展示するのは)反日活動」

8月1日に愛知県美術館(愛知芸術文化センター)で開幕された「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」に展示されていた「平和の少女像」などの作品に抗議するテロ予告や脅迫ともとれる電話を受けたことから、「あいちトリエンナーレ2019」実行委員会会長の大村秀章知事と津田大介芸術監督が「表現の不自由展・その後」を3日で展示中止にすると発表し、津田氏が「ジャーナリストとしてのエゴだったとも感じています」とコメントした(※参考→津田大介さん「ジャーナリストとしてのエゴだった」。中止された“表現の不自由展”の責任を痛感 (あいちトリエンナーレ) | ハフポスト)ことについて、登山愛好家の野口健氏が『「ジャーナリストとしてのエゴ」というよりも「反日活動家としてのエゴ」だったのではないか』などとツイート。

8月5日:菅義偉「一般論で言えば、暴力や脅迫はあってはならない」

愛知県美術館(愛知芸術文化センター)で開幕された「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」に展示されていた「平和の少女像」などの作品に抗議するテロ予告や脅迫電話が相次ぎ中止に追い込まれた問題で、菅義偉官房長官が5日の記者会見において「一般論で言えば、暴力や脅迫はあってはならないことだ」などと発言(※参考→菅氏「一般論として脅迫あってはならない」 展示中止で [表現の不自由展・その後]:朝日新聞デジタル)。

8月6日:吉村洋文「公共事業で、慰安婦像、天皇の写真を焼却、ありえません」

愛知県美術館(愛知芸術文化センター)で開幕された「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」に展示されていた「平和の少女像」などの作品に抗議するテロ予告や脅迫電話が相次ぎ中止に追い込まれた問題で大阪府知事の吉村洋文(大阪維新の会)が「行政たる愛知県が主催する公共事業で、慰安婦像、天皇の写真を焼却、ありえません。」などとツイッターに投稿。

8月6日:安倍晋三「約束を、きちんと守ってほしい」

8月2日に政府が輸出手続きを簡略化できる「ホワイト国(輸出優遇国)」のリストから韓国を除外する決定を行ったことについて政府や経産省などが表向きは徴用工問題に対する報復的措置ではないと説明しているにもかかわらず、6日の記者会見において安倍首相が韓国のホワイト国除外の措置に至った理由を元徴用工問題と関連付けながら「日韓請求権協定をはじめ、国と国との関係の根本にかかわる約束を、きちんと守ってほしい」「最大の問題は、国家間の約束を守るかどうかという信頼の問題だ」「日韓請求権協定に違反する行為を一方的に行い、国交正常化の基盤となった国際条約を破っている」などと説明(※詳細→安倍首相、韓国は「約束守って」 リスト除外後、初言及:朝日新聞デジタル)。

8月7日:吉村洋文「(平和の少女像は)反日プロパガンダ」

愛知県美術館(愛知芸術文化センター)で開幕された「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が、「平和の少女像」などの展示作品に抗議するテロ予告や脅迫などの電話等が相次ぎ公開中止に追い込まれた件に関して、吉村洋文大阪府知事(大阪維新の会代表代行)が7日の定例記者会見において「反日プロパガンダ」などと指摘(※参考→大阪府知事、愛知の知事は「辞職相当」 表現の不自由展 [表現の不自由展・その後]:朝日新聞デジタル)。

8月7日:吉村洋文「(大村愛知県知事は)知事として不適格」

愛知県美術館(愛知芸術文化センター)で開幕された「あいちトリエンナーレ2019」の「表現の不自由展・その後」が、「平和の少女像」などの展示作品に抗議するテロ予告や脅迫などの電話等が相次ぎ中止に追い込まれた件に関して、吉村洋文大阪府知事(大阪維新の会代表代行)が7日の定例記者会見において「反日プロパガンダ」だと指摘したうえ「愛知県がこの表現行為をしているととられても仕方ない」「愛知県議会がこのまま知事として認めるのかなと思う。知事として不適格じゃないか」などと発言(※参考→大阪府知事、愛知の知事は「辞職相当」 表現の不自由展 [表現の不自由展・その後]:朝日新聞デジタル)。

8月7日:吉村洋文「国会議員だけに認められたのは不公平」

7月の参院選で当選した重度障害を持つれいわ新選組の国会議員2人について、一般に通勤や仕事、通学などに支給しない取り扱いがとられている介護費を参議院が負担すると決定した件に関して、吉村洋文大阪府知事が7日の定例記者会見において「国民には認められないけど国会議員は認められた。これは不公平だと思います。」と述べたうえで、大阪府独自で重度訪問介護の利用者に対し通勤・通学などを支援する制度をつくる考えを明らかにした(※参考→https://www.mbs.jp/news/kansainews/20190808/GE000000000000029047.shtml)。

8月9日(発言日は不明):安倍晋三「特攻隊員は祖国を愛していただけ」

アメリカのトランプ大統領が8月9日に開催した政治資金パーティの席上で、日米貿易交渉に際して安倍首相に「特攻隊員は酒を飲むか薬物を摂取して出撃したのか」と尋ねた際、安倍首相から「いや、彼らは祖国を愛していただけだ」という答えが返ってきたと語っていたことがアメリカのタブロイド紙ニューヨーク・ポスト紙の報道によって判明(※参考→「カミカゼのパイロットは酔っ払ってたかドラッグでもキメてたのか?」トランプ大統領が安倍首相との会話をジョークネタに | BUZZAP!(バザップ!)、安倍首相はやっぱりトランプの下僕だった! 日米首脳会談で巨額の農産品購入の約束、特攻隊賛美を嘲笑されたことも判明 |LITERA/リテラ)。

8月20日:八代英輝「嫌なら韓国はオリンピックに来なくても結構」

韓国政府が日本大使館の公使に福島第一原発の汚染水処理の説明を求めたり、韓国のオリンピック委員会が原発事故に関連して選手の健康や食の安全を懸念する事前通知を日本側に送付していたとする報道があったことに関し、弁護士の八代英輝氏が「嫌だったら別に(東京オリンピックに)来なくてもけっこうだっていうスタンスでいいんじゃないでしょうか」などと発言(※参考→八代弁護士 福島第一原発事故をめぐる韓国側の態度に不快感「ゲスな主張」/芸能/デイリースポーツ online)。

8月21日:河野太郎「政府間が困難に直面している時こそ国民同士が積極的に交流すべき」

韓国のカン・ギョンファ(康京和)外相と会談したあとに行われた記者団との会見の席上において、河野外務大臣が「一人一人が何を買うか、どこへ旅行するかに、政府がどうこう言うわけではないが、政府間が難しい問題に直面しているからといって、国民の交流が妨げられる必要はない。むしろ、こういう時だからこそ国民交流を積極的にやっていくべきだ」などと発言(※参考→河野外相「政府間が困難な時こそ積極的に国民どうし交流を」 | NHKニュース)。

8月27日:柴山昌彦「ヤジの権利は保障されていない」

25日に投開票が行われた埼玉県知事選挙で候補者の応援演説をしていた柴山昌彦文部科学大臣に対して大学入学共通テストに反対するヤジを飛ばした男性が埼玉県警の警察官に違法に拘束され排除された件に関し、27日の閣議後の記者会見で質問を受けた柴山昌彦文部科学大臣が「大声で怒鳴る声が響いてきた。選挙活動の円滑、自由は非常に重要。そういうことは権利として保障されていない」などと発言(※参考→演説にやじの権利「保障されず」 | 政治行政 | カナロコ by 神奈川新聞)。

8月27日:武田邦彦「男が日本人女性を襲う国は韓国しかない」

8月27日にTBSテレビで放送された「ゴゴスマ」の番組内において、韓国を観光で訪れた日本人女性が現地の韓国人男性から髪をつかまれるなど暴行を受けた事件が話題にされた際、コメンテーターとして出演した中部大学教授の武田邦彦氏が「路上で、日本人の女性観光客をその国のね、訪れた国の男が襲うなんてのはね、これはもう世界で韓国しかありませんよ」などと発言(※参考→「韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかない」。情報番組での発言、放送局の見解は。|BuzzFeed News)。

8月27日:武田邦彦「韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかない」

8月27日にTBSテレビで放送された「ゴゴスマ」の番組内において、韓国を観光で訪れた日本人女性が現地の韓国人男性から髪をつかまれるなど暴行を受けた事件が話題にされた際、コメンテーターとして出演した中部大学教授の武田邦彦氏が「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかないからね」などと発言(※参考→「韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかない」。情報番組での発言、放送局の見解は。|BuzzFeed News)。

8月28日:武田良太「日の丸を外すなら試合に参加しなくてよい」

韓国で30日から開催される野球のU18ワールドカップ(W杯)に参加を予定している高校日本代表が、日韓政府間の関係悪化の影響を懸念して「JAPAN」のロゴや「日の丸」を外した無地のポロシャツを着用して現地入りした件に関し、自民党の武田良太元防衛副大臣が28日、自民党本部で開かれた外交部会などの合同会議の席上において「やっていいことと悪いことがある。自ら日の丸を外すのなら、試合に参加しなくてよい。そんな気概では勝てない」などと発言(※参考→日の丸外してU18杯、自民・武田氏「参加しなくてよい」 – 産経ニュース)。

8月29日:TBS広報担当者「CBCテレビに問い合わせてほしい」

8月27日にTBSテレビで放送された「ゴゴスマ」の番組内において、韓国を観光で訪れた日本人女性が現地の韓国人男性から髪をつかまれるなど暴行を受けた事件が話題にされた際、コメンテーターとして出演した中部大学教授の武田邦彦氏が「路上で、日本人の女性観光客をその国のね、訪れた国の男が襲うなんてのはね、これはもう世界で韓国しかありませんよ」「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかないからね」などとヘイトクライムを扇動する発言した件についてメディアから取材を受けたTBSの広報担当者が「制作しているCBCテレビに問い合わせてほしい」と回答(※参考→「韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかない」。情報番組での発言、放送局の見解は。|BuzzFeed News)。

8月29日:CBCテレビ総合編成部担当者「番組の中で発言を否定している」

8月27日にTBSテレビで放送された「ゴゴスマ」の番組内において、韓国を観光で訪れた日本人女性が現地の韓国人男性から髪をつかまれるなど暴行を受けた事件が話題にされた際、コメンテーターとして出演した中部大学教授の武田邦彦氏が「路上で、日本人の女性観光客をその国のね、訪れた国の男が襲うなんてのはね、これはもう世界で韓国しかありませんよ」「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかないからね」などとヘイトクライムを扇動する発言した件についてメディアから取材を受けた同番組の制作会社であるCBCテレビの総合編成部担当者が「番組中に司会者や出演者が否定していますし、番組、局としての考えではありません」と回答(※参考→「韓国女性が入ってきたら暴行しにゃいかない」。情報番組での発言、放送局の見解は。|BuzzFeed News)。

8月29日:東国原英夫「韓国人は正義だったら法を破ってもいいと思っている」

8月27日にTBSテレビで放送された「ゴゴスマ」の番組内において、韓国の文在寅大統領が「過去の過ちも認めず反省もせず歴史を歪曲する日本政府の態度が被害者を傷つけている」「一度反省したから 一度合意したからといって 過去のこととして終わるものではない」などと日本政府を非難する発言したことに関連して、コメンテーターとして出演したお笑いタレントの東国原英夫氏が「(日本の対応は)毅然としていいと思いますよ。これまで70年、ずーっと我慢してきましたから」「韓国の価値観というのは、法と正義がね、日本と違うんですよね。日本は法について従順じゃないですか。遵守じゃないですか。あの方たちは正義があったら法律変えたらいいと思ってますからね。正義があったら法を破ってもいいと思っていますからね。この価値観が根本的に違いますから」などと発言(※参考→金教授を「ビジネス反日」「お前」呼ばわり、「僕からGSOMIA破棄します」と意見封じ込め|LITERA/リテラ)。

8月29日:東国原英夫「あの人は反日を装う、ビジネス反日」

8月27日にTBSテレビで放送された「ゴゴスマ」の番組内において、コメンテーターとして出演したお笑いタレントの東国原英夫氏が、同じくコメンテーターとして出演した東海大学教授の金慶珠氏を指しながら「僕、気に食わないんですよ、あの人は。あの人ね、韓国ではね、韓国では、親日家の右派なんですよ。でも日本に来ると、左派・反日系を装うじゃないですか。これ『ビジネス反日』と僕は言ってるんですけど」などと発言(※参考→金教授を「ビジネス反日」「お前」呼ばわり、「僕からGSOMIA破棄します」と意見封じ込め|LITERA/リテラ)。

8月29日:東国原英夫「慰安婦問題は日本に関係のないこと」

8月27日にTBSテレビで放送された「ゴゴスマ」の番組内において、コメンテーターとして出演したお笑いタレントの東国原英夫氏が、韓国政府の徴用工問題や慰安婦問題の対応について「日韓合意もそうですよ。慰安婦の問題もそうですよ。前の朴槿恵(パククネ)政権が締結したんでしょ。うち関係ないですから。そんな言ったら、政権が変わるごとにね言ったら、いつまでなんだということですよ。」などと発言。

8月31日:丸山穂高「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」

韓国の議員団が竹島に上陸したとの報道を受けて、NHKから国民を守る党に所属する丸山穂高衆議院議員が「竹島も本当に交渉で返ってくるんですかね?戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」などとツイッターに投稿。

8月31日:丸山穂高「”過ちは繰返しませぬから”は敗戦国の末路」

ツイッターに韓国が実効支配する竹島について「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」などと投稿したNHKから国民を守る党に所属する丸山穂高衆議院議員が、原爆死没者慰霊碑の碑文を引用したツイッターユーザーからの批判に対して、「広島と長崎の悲劇について「過ちは繰返しませぬから」と言うべきは原爆を投下して非戦闘員を含めた非道なる大量虐殺を行った米軍かと。理解されていないのはどちらですかね?まさに敗戦国の末路かと。」と投稿。

なお、広島市の平和公園にある原爆死没者慰霊碑の碑文についての広島市の解釈については以下を参照。

  • 原爆死没者慰霊碑には、「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」と刻まれていますが、どういう意味ですか?(FAQID-5801)|広島市
  • 「原爆死没者慰霊碑の碑文を改めるべき」との意見に対する広島市の回答|広島市

9月

9月2日:小学館「嫌韓ではなく断韓だ」「韓国なんて要らない」「韓国がオリンピックをボイコットすればメダルが増える」「怒りを抑制できない韓国人は治療が必要」

小学館が発行する週刊ポストの9月13日号が

  • 「嫌韓」ではなく「断韓」だ
  • 厄介な隣人にサヨウナラ
  • 韓国なんて要らない
  • 東京五輪ボイコットで日本のメダルが2桁増?
  • 怒りを抑えられない「韓国人という病理」10人に1人は治療が必要

などと表題した特集を掲載(※参考→「韓国なんて要らない」週刊ポストの特集に作家たちから怒りの声。「今後仕事はしない」とする作家も | ハフポスト)。

9月2日:週刊ポスト編集部(小学館)「誤解を広めかねず、配慮に欠けておりました」

小学館が発行する週刊ポストの9月13日号が『韓国なんて要らない!』と表題する特集を組み『「嫌韓」ではなく「断韓」だ』『怒りを抑えられない「韓国人という病理」』などと嫌韓世論やヘイトクライムを煽る記事を複数掲載した件に関するメディアから取材に対して、週刊ポストの編集部が以下に引用するように「誤解を広めかねず、配慮に欠けておりました」などと回答(※参考→)。

弊誌9月13日号掲載の特集『韓国なんて要らない!』は、混迷する日韓関係について様々な観点からシミュレーションしたものですが、多くのご意見、ご批判をいただきました。
なかでも、『怒りを抑えられない「韓国人という病理」』記事に関しては、韓国で発表・報道された論文を基にしたものとはいえ、誤解を広めかねず、配慮に欠けておりました。
お詫びするとともに、他のご意見と合わせ、真摯に受け止めて参ります。

出典:週刊ポストの「韓国なんて要らない」特集、編集部がお詫び 批判相次ぎ|BuzzFeed Newsより引用

9月2日:菅義偉「コメントは差し控えたい」

韓国が実効支配する竹島についてNHKから国民を守る党に所属する丸山穂高衆議院議員が「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」などとツイッターに投稿した件に関し、2日の記者会見で見解を問われた菅義偉官房長官が「個々の議員の発言について政府としてコメントは差し控えたい」と回答(※参考→北方領土「誰が見たって不適切」竹島「コメント控えたい」 丸山氏発言への菅氏反応、気をもむ韓国紙 : J-CASTニュース)。

9月3日:安倍晋三「根幹にある徴用工問題の解決が最優先」

韓国を訪問した日韓議連幹事長の河村建夫氏が、韓国の李洛淵(イナギョン)首相から日本が行った対韓輸出規制強化(いわゆるホワイト国からの除外)と韓国が行ったGSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)の破棄の問題をセットで解決することを打診されたことについて、首相官邸で河村氏から報告を受けた安倍首相が「根幹にある元徴用工問題の解決が最優先だ」と発言し、韓国側の提案を拒否する考えを示す(※参考→首相「根幹の徴用工問題が最優先」 韓国首相の提案に:朝日新聞デジタル)。

なお、日本が行った対韓輸出規制の強化(いわゆるホワイト国からの除外)について日本政府(経済産業省)の公式的な見解は「韓国の輸出管理制度や運用に不十分な点があること」が主たる要因で「徴用工問題などの報復」が目的ではないとしている(※参考→本日の韓国政府発表等について (METI/経済産業省))。

9月5日:菅義偉「ひとえに韓国側からの否定的な動きが相次いだことによるもの」

日本の対韓輸出規制や韓国のGSOMIA破棄の問題など日韓関係が悪化していることに関し、菅義偉官房長官が記者会見の席上で、韓国側で行われた「元徴用工訴訟での韓国最高裁判決」「日韓慰安婦合意に基づく財団の一方的解散」「日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄通告」を例として挙げながら「非常に厳しい状況が続いている。これはひとえに韓国側から否定的な動きが相次いだことによるものであり、残念だ」と、関係悪化の原因が韓国側にあると発言(※参考→関係悪化「ひとえに韓国原因」=菅官房長官:時事ドットコム)。

なお、日本が行った対韓輸出規制の強化(いわゆるホワイト国からの除外)について日本政府(経済産業省)の公式的な見解は「韓国の輸出管理制度や運用に不十分な点があること」「日本の輸出管理制度を適切に実施するために運用を見直したもの」が主たる要因で「(徴用工問題などの)貿易報復が目的ではない」としている(※参考→本日の韓国政府発表等について (METI/経済産業省))。

9月5日:菅義偉「旭日旗は政治的宣伝にならない」

韓国国会の文化体育観光委員会が東京オリンピック・パラリンピックの競技場等に旭日旗を持ち込むことなどを禁止するようIOC(国際オリンピック委員会)と大会組織委員会に求める決議を行ったことについて、菅義偉官房長官が記者会見の席上で「旭日旗は国内で広く使用され、政治的宣伝とはならず、持ち込み禁止は想定していない」などと発言(※参考→東京五輪会場に旭日旗 菅長官「持ち込み禁止想定せず」 – 東京オリンピック [日韓関係・GSOMIA破棄]:朝日新聞デジタル)。

9月9日:立花孝志「街中歩けなくしてやる」

「NHKから国民を守る党」の党首で参議院議員の立花孝志氏が東京都中央区の区議会議員を脅すなどした疑いで警視庁から事情聴取を受けた件に関するメディアからの取材に対して、立花氏が「俺はしつこいぞ、これからもやり続けるぞ。そうすると街中歩けなくなるから、街中歩けなくしてやるぞという発言はしたと記憶しています。それが脅迫に当たるということであれば、最終的に裁判官の判断を待つしかない」などと回答(※参考→https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3772713.html)。

9月18日:森田健作「誰が悪い、これが悪いではない」

千葉県内で甚大な被害を出した台風災害に対する国や県、東電などの対応に批判が出ていることについて記者団から質問を受けた森田健作千葉県知事が「混乱したことは事実で、混乱の中で色々な問題が出てきた。誰が悪い、これが悪いではない」と回答(※参考→https://www.yomiuri.co.jp/national/20190918-OYT1T50240/)。

9月19日:立花孝志「アホみたいに子ども産む民族はとりあえず虐殺しよう」

NHKから国民を守る党の党首を務める立花孝志参院議員が、自身が開設したYouTubeのチャンネルに、「アホみたいに子ども産む民族はとりあえず虐殺しよう」などと語る動画を投稿。

立花氏は今月19日にアップされた動画で、自民党から衆院選に立候補したこともある元吹田市議・神谷宗幣氏と対談。増加する世界人口について「食べ物は決まっている量しか出ないわけだから、当然、いずれ戦争が起こるのは自然の摂理でしかたがない」などと持論を述べたうえで、このように主張した。動画から書き起こす。

「いや、教育はだって回らないもん。だってバカな国ほど子ども産むから。バカな民族っていうかね。だから、そういう人たちって甘やかすとどんどん子ども産むから。僕、自然の摂理は、人間は食物連鎖のピラミッドで、人間の天敵っていないから、結局、人間が人間を殺さざるをえないっていうのが戦争だと思ってるんですよ。とにかく子どもを産まないように、殺し合いをしなくていいようなコントロールをとにかくかけるしかないのかな。そんな、ある意味、もうすごい大雑把に言うと、そういうアホみたいに子どもを産む民族はとりあえず虐殺しよう、みたいな」

※出典:N国・立花孝志のジェノサイド扇動発言を放置するな! 麻生太郎、杉田水脈らも同根 差別をエスカレートさせてきた安倍政権|LITERA/リテラ より引用

9月27日:高市早苗「放送内容に関する干渉ではではない」

昨年4月にNHKの「クローズアップ現代+(プラス)」が番組内でかんぽ生命保険の不正販売問題を追求した放送に関し、日本郵政グループから 「ガバナンス体制の検証」 を要求されたNHK経営委員会がNHKの上田良一会長会長を厳重注意した件について、経営委員が個別番組の編集への介入を禁止した放送法第32条に違反するのではないかとの疑義が生じていることについて記者会見で質問された高市早苗総務大臣が、「(経営委員会の上田良一会長に対する厳重注意は)個別の放送番組や番組編集について述べたものではない」「これ(放送法第32条)に反した行動を取ったものではない」などと回答(※参考→https://mainichi.jp/articles/20190927/k00/00m/010/151000c)。

(委員の権限等)
第32条
第1項
委員は、この法律又はこの法律に基づく命令に別段の定めがある場合を除き、個別の放送番組の編集その他の協会の業務を執行することができない。
第2項
委員は、個別の放送番組の編集について、第三条の規定に抵触する行為をしてはならない。
(放送番組編集の自由)
第3条
放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。

10月

10月1日:武田良太「千葉県は台風になれていないから被害が拡大した」

1日に国会で開かれた災害対策特別委員会の席上において、自民党の武田良太国家公安委員長兼防災担当大臣が「今般、千葉県に起こりました災害につきましては、千葉県自体がですね、あれだけの台風、われわれ九州とは違いまして、非常に慣れていないという状況も作用したんだと思いますし」などと発言(※参考→安倍内閣“反社大臣”武田防災相が千葉災害に冷酷発言連発!「被害拡大は千葉が台風に慣れてないから」「災害に備える努力を」|LITERA/リテラ)。

10月2日:篠原英樹「自由な意思決定を阻害するとまでは認められなかった」

松山市内でタクシー運転手のセカンドバッグが盗まれた事件の捜査中、20代の女子大生が誤認逮捕され自白を強要された問題で、愛媛県議会スポーツ文教警察委員会に調査結果を報告するため出席した篠原英樹愛媛県警本部長が、「取り調べの過程で尊厳を著しく侵害するとともに、ことさら不安を覚えさせ、また困惑させかねない言辞(言葉遣い)があったことも確認された」と述べた一方「自由な意思決定を阻害する、とまでは認められなかった」と発言(※参考→https://mainichi.jp/articles/20191003/k00/00m/040/119000c)。

10月12日:台東区「避難場所の入り口なのでここにはいないで下さい」

台東区の災害対策本部が台風19号の避難所として外国人観光客や日本人の帰宅困難者に開放した上野の東京文化会館で「住所がない」という理由で(ホームレスであるという理由で)文化会館への入室(避難)を拒否された男性が、風雨をさけるために文化会館の入り口付近に避難したところ、「ここは避難場所の入り口なのでここにはいないで下さい」と暴風雨の中で立ち退きを迫られた(※参考→https://www.buzzfeed.com/jp/sumirekotomita/typhoon-taito-evacuation-center?bffbjapan&utm_term=4ldqpgp#4ldqpgp)。

10月13日:二階俊博「まずまずで収まった」

20人を超える死者と行方不明者が出ている台風19号の被害を受けて開かれた自民党の緊急役員会のあいさつで、自民党の二階俊博幹事長が「予測されて色々言われていたことから比べると、まずまずで収まったという感じだ」と発言(※参考→https://www.asahi.com/articles/ASMBF627JMBFUTFK004.html)。

10月16日:小木博明「ホームレスが避難所を利用するのはずるい」

16日にフジテレビで放送されたバイキングの番組内で、台風19号が上陸した12日に台東区が開設した避難所がホームレスの受け入れを拒否した問題に関し、お笑いコンビおぎやはぎの小木博明氏が「来ている方たちは嫌ですよ、それは。ホームレスの人が来てもらっちゃったら。怖いじゃない、だって、何されるか分からないし」「プライベートもないし、自分のグレード下げるわけじゃないですか。今までのレベルからね。でも、ホームレスの方は、逆にアップグレードするわけじゃないですか、そこから」「それなんか、『ずるくない?』ってなっちゃわない?今まで屋根のないところに住んでいたのが、急に災害となったら屋根がある…」などと発言(※参考→https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191016-00000013-jct-soci)。

10月17日:小池百合子「北方領土でやったらどうか」

暑さ対策のためIOCなどから東京オリンピックのマラソンと競歩の会場を札幌に移す案が出ていることに関し、連合東京(日本労働組合総連合会東京都連合会)の定期大会に出席した小池百合子東京都知事が「涼しいところと言うんだったら『北方領土でやったらどうか』ぐらいのことを連合から声を挙げていただければと…」などと発言(※参考→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191018/k10012138451000.html)。

10月20日:安倍晋三「夢のような一ヶ月間でした」

台風19号の被害で東日本各地の国民が疲弊している状況をよそに、安倍首相がツイッターに「夢のような一カ月間でした」と投稿。

10月23日:メンタリストDaiGo「解決策を考えないやつに他人を批判する権利はない」

ユーチューバーのメンタリストDaiGo氏がTwitterに「頭が悪いのは、学がない人間ではない。本当に頭が悪いのは、解決策を考えずに文句ばかり言う人間だ。解決策を考えないやつが、何かを解決しようと頑張っている人を批判する権利などない。」と投稿。

なお、日本国憲法第21条で保障される言論の自由は「人が生まれながらにして持つ権利」という自然権思想を基礎に置き「ただ生まれただけ」で保障されるのが言論の自由であって基本的人権であるから「解決策を考えないやつ」であっても他人を批判する言論の自由は「ただ生まれただけ」で保障されている。

【日本国憲法第21条】

第1項 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
第2項 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。

10月24日:萩生田光一「身の丈に合わせて…」

24日にBSフジで放送されたプライムニュースの番組内において、大学入試試験においてTOEFLや英検など民間試験の受験を必須とする案に親の経済的格差や地域間の距離的格差の問題で教育の機会均等が損なわれる懸念が生じているとの指摘を受けた萩生田文部科学大臣が

「それ言ったら、『あいつ予備校通っていてズルいよな』と言うのと同じだと思うんですよね。だから、裕福な家庭の子が回数受けて、ウォーミングアップができるみたいなことは、もしかしたらあるかもしれないけれど、そこは、自分の身の丈に合わせて、2回をきちんと選んで勝負して頑張ってもらえば」

出典:https://www.j-cast.com/2019/10/25371052.html

などと発言。

10月28日:河野太郎「私は雨男。私が大臣になって台風が三つ」

28日に東京都内で開かれた自身の政治資金パーティーの席上において、河野太郎防衛大臣が「私はよく地元で雨男と言われました。私が防衛大臣になってからすでに台風が三つ」などと発言(※参考→https://www.asahi.com/articles/ASMBX7FPNMBXUTFK01G.html?iref=pc_rellink_01)。

11月

11月6日:安倍晋三「あなたがつくったんじゃないの」

6日に開催された衆議院の予算委員会の集中審議席上で、萩生田文部科学大臣が加計学園問題で文科省に対して「官邸は絶対やると言っている」「総理は「平成30年4月開学」とおしりを切っていた」などと“総理案件”であることを伝えていたことが明らかになった内部文書「10/21萩生田副長官ご発言概要」について「文科省でこのメモは見つかったわけですよね。であれば、これは文科省の人が書いたと思われますが」「文科省で見つかったと松野(博一・元文科)大臣がおっしゃっていますから、内容からして誰かがつくっているわけです」と質問した無所属の今井雅人衆議院議員に対して、安倍首相が「あなたがつくったんじゃないの」とヤジる(参考→https://lite-ra.com/2019/11/post-5074_2.html)。

11月12日:二階俊博「選挙区の皆さんにご参加いただくのは当然」

安倍首相が公費を利用して例年主催している「桜を見る会」に、地元後援会の支援者が多数招待されていた疑惑が生じている問題に関し、自民党の二階俊博幹事長が記者会見の席上で「誰でも議員は選挙区の皆さんに機会あるごとに何かできるだけのことを呼び掛けてご参加いただくことに配慮するのは当然ではないかと思う」などと発言(※参考→https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000168979.html)。

11月15日:山田修「原発不要と言う人は自宅から出るな」

東海村の山田修村長が、原子力専門の季刊誌「エナジー・フォー・ザ・フューチャー」(ナショナルピーアール社)に掲載された東京電力柏崎刈羽原発がある新潟県刈羽村の品田宏夫村長との「BWR(沸騰水型炉)の再稼働」をテーマにした対談で、「(原発が不要という人には)全ての外部電源を遮断して、自家発電だけで生活してもらわなくては。自宅から一歩も出てはいけない」などと語っていたことが判明(※参考→https://www.asahi.com/articles/ASMCH6Q4YMCHUJHB00J.html)。

11月18日:前田晋太郎「総理大臣はある程度の権限が与えられておかしくない」

安倍首相が主催した桜を見る会やその前日に開催された夕食会で政治資金規正法や公職選挙法違反の問題が指摘されている件に関して、安倍首相の秘書を務めていたこともある下関市長の前田晋太郎市長が「自分が何十年も頑張って応援してきた代議士がトップを取って、招待状が届いて、やっぱり今まで応援してきてよかったなって、いいじゃないですか」「外から見たら派手で豪華絢爛(けんらん)な雰囲気かもしれないが、意外と中は質素で過剰に振る舞っていないし、必要最低限だと思っていますし、私はそこに全く違和感はないですよ。で、総理主催でしょ? この国は民主主義ですよ。ある程度の権限が与えられておかしくないと思いますけどね」などと安倍首相を擁護(※参考→https://mainichi.jp/articles/20191118/k00/00m/010/330000c)。

11月20日:大塚幸寛「シュレッダーが空いてなかった」

共産党の宮本徹衆議院議員から「桜を見る会」の招待者名簿を資料要求された5月9日の当日に招待者名簿が内閣府において廃棄されていた問題について、20日に開かれた衆議院の内閣委員会で宮本議員から質問された内閣府の大塚幸寛官房長が「遅滞なく大型連休前に廃棄しようとしたもののシュレッダーが空いていなかったから連休後になった」などと釈明(※参考→https://mainichi.jp/articles/20191120/k00/00m/010/131000c)。

11月21日:江藤拓「神様が悪い」

21日に開かれた参議院農林水産委員会の席上で感染拡大が続く豚コレラの問題について質問された江藤拓農林水産大臣が「そもそもこれ、神様が悪いと私は思ってますんでね。どこからやってきたか分かりませんけれども。病気とかそういうのもそうじゃないですか。ウイルスは人間が作ったものではそもそもありませんので」などと答弁(※参考→https://www.asahi.com/articles/ASMCP5Q6XMCPUTIL041.html)。

22日の閣議後の記者会見において、政府が主催する「桜を見る会」の招待者名簿の提出要求が野党議員からなされたその日に破棄されていた問題に関し「恣意的な破棄ではないか」と質問された公文書管理を担当する北村誠吾内閣府特命担当大臣(地方創生、規制改革※https://www.cao.go.jp/minister/doc/20190913tanmu.pdf)が「お答えする立場にない」などと回答(※参考→https://www.asahi.com/articles/DA3S14267704.html)。

11月22日:菅義偉「ゲストのようなもの」

桜を見る会の前日に安倍首相の後援会がホテルニューオータニで開催した夕食会に関連して安倍首相に公職選挙法や政治資金規正法違反の疑いが指摘されている件に関し、菅義偉官房長官が夕食会に出席した安倍首相や昭恵夫人について「ゲストのようなものだったのではないか」などと発言(※参考→https://www.asahi.com/articles/ASMCQ3GR7MCQUTFK005.html)。

11月26日:菅義偉「結果として入っていた」

26日に行われた記者会見で、政府主催の桜を見る会に反社会的勢力の関係者とみられる人物が出席していた疑惑が報じられている件に関し、当該人物とツーショット写真を撮っていた菅義偉官房長官が「(反社会的勢力は)結果として入っていたんだろう」などと発言。

11月27日:西村明宏「反社会的勢力のみなさま」

27日に行われた記者会見で、政府主催の桜を見る会に反社会的勢力の関係者とみられる人物が出席していた疑惑が報じられている件に関し、西村明宏官房副長官が「反社会的勢力のみなさまが出席されたかどうかは、個人に関する情報であるため、回答を差し控えたい」などと発言(※参考→https://www.asahi.com/articles/ASMCW3V5QMCWUTFK004.html?ref=tw_asahi)。

11月27日:菅義偉「反社会的勢力の定義は定まっていない」

27日の記者会見において、政府主催の桜を見る会に反社会的勢力の関係者とみられる人物が出席していた疑惑が報じられている件に関し、当該人物とツーショット写真を撮っていた菅義偉官房長官が「個々の招待者が招待されたかどうかも含め、個人情報なので従来回答は控えている。『反社会的勢力』は様々な場面で使われ、定義は一義的に定まっているわけではない。26日の記者会見では、もし一緒に撮った写真があるなら、私自身は把握していないが、その方は結果として会場にいたのだろうと(いう趣旨で)申し上げた。反社会的勢力の出席を私自身は申し上げてはいない」などと回答(※参考→https://www.asahi.com/articles/ASMCW647YMCWUTFK018.html)。

なお、反社会的勢力の定義については平成19年6月10日に第一次安倍内閣の犯罪対策閣僚会議幹事会申合せで作成された「企業が反社会的勢力による被害を防止するための指針(http://moj.go.jp/content/000061957.pdf)」において以下のように定義されている。

  • 暴力団、暴力団関係企業、総会屋、社会運動標ぼうゴロ、政治活動標ぼうゴロ、特殊知能暴力集団等
  • 暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団又は個人
  • 法的な責任を超えた不当な要求をする集団又は個人

12月

12月2日:安倍晋三「担当は障害者雇用の職員」

2日の参議院本会議において、桜を見る会の招待者名簿を廃棄した経緯を問われた安倍首相が「廃棄を行うための大型シュレッダーの予約を4月22日に行い、その際、シュレッダーの空き状況や担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間等との調整を行った結果、使用予定日が5月9日となったことから、その予定通り廃棄した」などと答弁(※参考→https://mainichi.jp/articles/20191203/k00/00m/010/243000c)。

12月4日:菅義偉「バックアップデータは行政文書ではない」

「桜を見る会」の招待者名簿のバックアップデータを内閣府が5月上旬に削除した後8週間は復元の可能性があったにもかかわらず、共産党議員が今年5月21日の衆院財務金融委員会で資料要求した際にそれに応じなかった件に関して記者会見で質問を受けた菅官房長官が「行政文書には該当しないという前提で対応した」などと回答(※参考→https://mainichi.jp/articles/20191204/k00/00m/010/077000c)。

なお、公文書等の管理に関する法律第2条4項では「行政文書」について以下のように定義している。

公文書等の管理に関する法律

この法律において「行政文書」とは、行政機関の職員が職務上作成し、又は取得した文書(中略)であって、当該行政機関の職員が組織的に用いるものとして、当該行政機関が保有しているものをいう。ただし、次に掲げるものを除く。

一 官報、白書、新聞、雑誌、書籍その他不特定多数の者に販売することを目的として発行されるもの
二 特定歴史公文書等
三 政令で定める研究所その他の施設において、政令で定めるところにより、歴史的若しくは文化的な資料又は学術研究用の資料として特別の管理がされているもの(前号に掲げるものを除く。)

12月9日:安倍晋三「私の手で成し遂げたい」

9日の記者会見で安倍首相が憲法改正について「(2021年9月の総裁任期満了までに)必ずや私の手で成し遂げたい」と発言(参考→https://www.jiji.com/jc/article?k=2019120900889&g=pol)。

12月10日:衛藤晟一「どうして私のところにお中元が来たのか分からない」

衛藤晟一消費者担当大臣が、ジャパンライフの元会長だった山口隆祥氏が過去にお中元を贈ったリストの中に自分の名前が載っていると指摘されているに関し記者会見で「事務所に確認したところ、2015年にお中元をいただいたとのことだった」「内容ははっきりせず、記録も残っていない。山口氏と個人的なおつきあいは一切ないし、どうして私のところにお中元が来たのか分からない」などと回答(※参考→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191210/k10012209391000.html)。

12月10日:安倍内閣「反社会的勢力を定義するのは困難」

10日、安倍内閣が「反社会的勢力」の定義について「その時々の社会情勢に応じて変化し得るものであり、限定的・統一的な定義は困難だ」とする答弁書を閣議決定(※参考→https://mainichi.jp/articles/20191210/k00/00m/010/110000c)。

12月12日:小泉進次郎「私が演説で発信した効果だ」

12日に行われたCOP25の閣僚級会合で石炭火力発電からの脱却や温室効果ガスの削減目標を引き上げる意思を示さなかった小泉進次郎環境大臣の演説を受けて、国際NGOのグループが温暖化対策に消極的な国に贈る「化石賞」に前日に続いて再び日本を選んだことに関し、小泉進次郎環境大臣が「驚きはない。受賞理由を聞いて私が演説で発信した効果だと思った。的確に国際社会に発信できていると思う」と述べた(※参考→https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191212/k10012211821000.html)。

12月14日:世耕弘成「早期消去が当たり前」

14日に長浜市内のホテル開かれた講演会の席上において、自民党の世耕弘成参議院幹事長が桜を見る会の招待者名簿を内閣府が破棄していた問題に関して「会が終わったらできるだけ早く消去するのは、ある意味当たり前だった」などと発言(※参考→https://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20191215/CK2019121502000016.html)。

12月17日:安倍内閣「お答えすることが困難」

安倍首相の公務を補助する一環で昭恵夫人が行事に出席する際、日当や飲食費、交通費などに公費が支出されているかどうかについて野党議員から出された質問主意書に対し、政府が「範囲が明らかではないため、答えることは困難だ」とする答弁書を閣議決定(※参考→https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121700956&g=pol)。

12月17日:中井亨「功労功績といった定義はなかなか難しい」

17日に行われた「桜を見る会」に関する野党の合同ヒアリングの席上で、桜を見る会に反社会的勢力の人物が出席していたことが問題視されている件に関して野党議員からなされた「功労功績がない人も(招待者に)含まれていると考えていいんですね」との質問に対して、中井亨内閣官房参事官が「功労功績といった定義はなかなか難しいと思いますので」などと発言(※参考→https://twitter.com/wanpakuten/status/1207307664499171328)。

憲法道程の問題点
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